《ちゃんと知ってる?》個人事業主になったらまずやっておきたいこと

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事業用の「普通預金口座」を開設する

銀行口座を2つに分ける

個人用と事業用

帳簿付けをスムーズに行うためには、
個人用と事業用の口座をきっちり区別することが重要。

確定申告などでごちゃごちゃになるのを防げます。

めんどくさくても先にやっておくことを声を大にしておすすめします。

今、一瞬のめんどくささは長い目で見たとき絶対にやっておいてよかったと実感することでしょう。

なんで分けないといけないの?

例えば、同じ口座にしていたとすると個人と、事業のお金がごっちゃになりますよね。

そうすると自分にいくら入ってきていくら出て行ったのかが分かりにくくなります。

そうすることにより確定申告の際も
計算がややこしくなってしまいます。

◎口座を分けておくメリット◎

1. 公私混同せずに、事業の収益を把握。しやすくなります

2. 個人事業の銀行預金の記帳がそのまま確定申告時の銀行預金の明細として使えます。

3. 税務調査や税理士に相談する時、
プライベートの支出を公開する必要がない

◎銀行口座に屋号を入れるメリット◎

・個人事業主であれば屋号を入れることが可能にでも屋号を入れるメリットは??

1. 屋号は、個人事業者が使う商業上の名前です。名前を銀行口座につけることで、取引先からの信用が増します。

2. 複数の事業を行っているときは、
事業別の屋号をつけることで銀行口座を分けられます。

3. 振込や顧客へ請求書を出す場合、
屋号つきの口座名の方が顧客の安心感が高くなります。

※屋号つきの口座に関しては、普通口座とは必要書類なども違いその場で直ぐに作ることは出来ません。

また、銀行によっては出来ない場合もあるので事前に調べてからいくことがおすすめです。

どのようにして分ければよいのか

例えばの話をしましょう。

個人事業主だと、個人の口座には月々入ってくるお金は基本的にはないはずですよね。

なので、月初めなどに月の必要分の生活費を事業口座⇒個人口座に入れるとしましょう。

そして国民年金の保険料や健康保険料などは個人用口座で処理します。

そして売上をすべて事業用口座に入金していきます。

ブロガーさんやアフェリエイターの方ならアドセンスやアフェリエイト収益を事業用口座にと言うことになりますね。

そして、事務所の家賃や光熱費などの経費の引き落としは事業用口座で処理します。

(これは、正直個人用でも問題はないのですが
ここではひとまず事業用にしておきましょう。詳しくはのちほど)

事務所の家賃や光熱費はどうしたらいいの?

肝心なのはここですよね。
自宅で仕事をしている人は、仕事で使っているスペース分は経費に出来るのですが、どうやって分けたらいいの??って感じですよね。

詳しく説明していきましょう。

例えば、事務所部分が20㎡で、全体が100㎡の場合だと、事業に使用している面積は、20%になります。

家賃を8万円払っているなら16,000円を家賃として計上できることになります。

80,000円×0.2=16,000円

普通、家賃は毎月支払いが多いですから、毎月の支払い時に按分して計上しても良いですし、決算のときにまとめて計上しても良いです。

要するに、年末に個人用の分を
「事業主貸」として経費から差し引けばおっけー。
※事業主貸は後ほど出てきます

ちなみに家事按分(かじあんぶん)といいます。

基本的に多くの個人事業主は年末にまとめて行う方が多いです。

なので上記の場合年末に

80000(月家賃)×12(ヶ月)=960000

960000-192000(自宅事務所部分の家賃の1年分)=768000

なので、年末に事業口座から76万8千円を(家事関連費として)引き出せばオッケー。年末調整的な感じですね!

これは、光熱費などにも同じように当てはめられます。

ちなみにこれは、事業主借にして個人口座から事業口座に年末に入れる方式でもオッケー。

とにかくきちんと計上されていれば問題ありません。

※ちなみに経費としての家賃をのせる場合5~7割程度が妥当。

事業主貸・事業主借とは?

先程からちらほらとでているこの言葉・・・何?

事業主貸と事業主借は、個人事業に特有の勘定科目です。
法人会計にはない勘定科目です。


◾事業のお金を「事業主個人に貸す」場合は、事業主貸(ジギョウヌシカシ)
◾事業のお金を「事業主個人に借りる」場合は、事業主借(ジギョウヌシカリ

ややこしいですがよく出てくるので、割りと重要。

とはいえ、これはお金の流れを示すだけのものです。

「貸」「借」の言葉がついていますが、
貸し借りしたお金を戻す(後で帳尻合わせしたりする)必要はありません。

会計ソフトを使っていれば、事業主貸と事業主借は年度をまたぐ際に、自動で計算され「元入金」という勘定科目へと集約されます。
(元入金とは、法人でいうところの資本金のようなものです。)

事業主貸(事業主に貸す)

事業用のお金を、事業主個人の生活費やプライベートな出費に充てた時や、事業主個人の税金を支払った場合などが、「事業主貸」になります。

どんな場合に「事業主貸」の勘定科目を使うのか

事業用の口座から生活費のためのお金をおろした。

事業用の口座から所得税や住民税を納付した。

事業用のクレジットカードで生活用品を買った(これは基本的にしないほうがよい)

事業主借(事業主に借りる)

事業用の支出を事業主個人のポケットマネーから出した時(経費の立替)や、
事業用口座に事業主のプライベートなお金を充当した場合などに「事業主借」を使います。

どんな場合に「事業主借」の勘定科目を使うのか

●事業主個人のポケットマネーを事業用口座に充当した

事業主個人用のクレジットカードで事務用品を買った(これも基本的にあまりしないほうがよい)

これは、帳簿をつけるときの話です。

帳簿はつけなければいけないのか

個人事業主と言えども、一つの事業として仕事をするわけですから、売り上げや利益は正確に記録して税金を申告しなければなりません。

ですから、個人事業主も会社のように、
日々の取引を帳簿に記録していく必要があります。

特に青色申告をする場合は、複式簿記で記帳していく必要があります。

※複式簿記 7種類程度の帳簿に記録していく方法で、非常に精度の高い細かな帳簿付けが必要となります。そのため手間暇がかかりますが、その分の特典として65万円の青色申告の控除を受けることができます。

帳簿はどのようにしてつければよいのか

エクセルや手書きの帳簿づけは事前準備が楽な半面、最終的に確定申告書や青色申告決算書を作成するためにひと手間かかるのが問題。

多少コストはかかりますが会計ソフトを導入しておけば日々の帳簿をつけるだけで、申告書類の作成や帳簿の保存まで
手間をかけずに対応できます。

帳簿には大きく分けて2種類ある

<主要簿>

主に仕訳帳や総勘定元帳とよばれる帳簿ですが、財産や科目ごとの動きが一目でわかる複式簿記を行う際に、主となる帳簿となります。

<補助簿>

主要簿に記帳された情報をより詳細に、
わかりやすくまとめた帳簿です。

現金出納帳や預金出納帳、経費帳、固定資産台帳などがあります。

白色申告または青色申告の10万円控除を選択した方は、簡易簿記で日々の取引状況を記帳することになるので、現金出納帳や預金出納帳などの補助簿を用意すればOKです。

<主要簿>

●仕訳帳

日々の取引を、発生した順番に、
借方と貸方に分けて記入します。

例えば、仕事で使う100円のペン1本を、
事業用の現金で買ったというときには、

借方      |     貸方

消耗品費 100円 |   現金 100円

複式簿記では、まず仕訳帳を記帳し、その上で他の帳簿へ転記します。

●総勘定元帳

仕訳帳に記帳したすべての取引を、勘定科目ごとに記録する帳簿です。

例えば、1で挙げた例を引用すると、「100円のペンを1本購入した」
という一つの取引は、「消耗品に使った経費が増えた」と「現金が100円減った」とに分けられます。

これらをわかりやすくまとめたものが総勘定元帳です。

<補助簿>

●現金出納帳

事業用の現金の出入りを記載します。
複式簿記で使う場合には勘定科目も記載しますが、
単式簿記ではお金の流れだけを記録するため、
とてもシンプルで書きやすい帳簿です。

●預金出納帳

通帳に記録されている金融機関の口座上でのお金の動きを帳簿に記帳します。
基本的には、現金出納帳と同じ形式で、収入→入金、支出→出金という項目のみ異なります。

●売掛帳

代金を後日回収する約束で商品やサービスなどの提供をする取引を
「売掛取引」といいます。これらの取引をまとめた帳簿がこの売掛帳です。
記帳は、商品やサービスなどを提供したときと、
その代金を回収した時の2回記録します。

売掛取引が多いサービス業・小売業・卸売業などでは、使用頻度が高い帳簿といえます。

●買掛帳

代金を後日支払う約束で商品やサービスなどの提供を受ける取引を
「買掛取引」といいます。買掛帳も売掛帳と同様に、商品やサービスなどの提供を受けたときと、その代金を支払った時の2回記録します。

原材料をもとに利益を生み出す製造業、商品を仕入れて販売する小売業などでは使用頻度が高い帳簿でしょう。

●経費帳

材料費や仕入代などを除いた経費について、勘定科目ごとに記帳します。

消耗品費や交通費、地代家賃など確定申告の時に提出する。
青色申告決算書(白色申告の場合は、収支内訳書)にある。
勘定科目にあわせて記帳しておくと作成が楽になるということもあります。

●固定資産台帳

パソコンやカメラなど、主に10万円以上の物で、事業のために1年以上使うものを固定資産といいます。

固定資産台帳には、物の種類や耐用年数、設置場所などを記帳し、会計処理に役立てます。

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