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アロマ検定1級のさくらが教えるラベンダーの詳しい効果効能
わたしの主観もふまえたアロマオイルについて
ご紹介していきます!
ラベンダーとは
ラベンダーは地中海沿岸原産のシソ科の植物。
紫色の可憐な花と清楚な香りで「ハーブの女王」とも呼ばれ、
ヨーロッパでは古くから薬用や香水の原料として幅広く用いられてきました。
ラベンダーの語源はラテン語で「洗う」という意味のlavareに由来するとされ、
古代ギリシャ・ローマの時代では心身を浄化するハーブとして沐浴などに利用されていたようです。
(この語源は、アロマ検定によく出てきます。)
ラベンダーと一口に言っても数多くの種類があります。
その中でも一般的にラベンダーと呼ばれているものは
「真正(しんせい)ラベンダー」のことを指しています。
ラベンダーの代表種。標高1000m前後の乾燥した高地に育つ。
精油は鎮静作用のあるエステル類の酢酸リナリルを多く含有し、
プロヴァンス産のものが最高品質とされる。
日本でも北海道、富良野のラベンダーは有名ですよね!
ラベンダーの香り
フローラルな甘さの中に、ハーブ調の爽やかさを感じる柔らかな香りが特徴です。
清楚な雰囲気の見た目ですが、想像以上に強めの香りで、好き嫌いが分かれます。
花!みたいな主張の強い香りが私も昔はあまり好みではありませんでしたが、
大人になるにつれて、なぜかいい香りだと感じるようになりました。
ラベンダーが苦手な方は、柑橘系などほかの精油と組み合わせると、
マイルドな香りを楽しめるかもしれません。
(組み合わせなどについては、精油の扱いに少しなれてきてからの
方が安心かもしれません。)
ラベンダーの効果・効能
ストレスを軽減して心身のバランスを整える
ラベンダー精油に期待できる効果・効能として一番に挙げられるのがリラックス効果。
心を落ち着かせる鎮静作用をもつ成分、酢酸リナリルやリナロールを多く含むため、
心身のリラックス効果に優れ、ストレスによる緊張や不安、怒りを和らげ、安定した精神状態へと導きます。
ラベンダーの香りを嗅ぐと、なんとリラックス状態で増加するアルファ波が増えたという実験結果もあるそうです。
心身がリラックス状態になると、副交感神経が活発に働くため、自律神経のバランスを整えたり、免疫力を高める効果も期待できます。
痛みを和らげる
ラベンダーは心の不調を癒やす効果だけではありません。
痙攣(けいれん)を抑える作用、鎮痛作用、筋肉をゆるめる作用があり、
頭痛、肩こり、筋肉痛、ストレス性の胃痛など、筋肉の痛みやけいれんにも効果的。
ラベンダー精油を用いたアロマテラピーマッサージで生理痛が軽減したという実験結果も報告されているとか。
ラベンダーの温湿布のやり方はこちら
皮膚トラブルを改善する
ラベンダー精油は、皮膚に対しても優れた効能あります。
殺菌、抗炎症作用のほか、皮膚組織再生など傷を癒やす作用があり、
軽いやけど、日焼け、手荒れ、かゆみなど幅広い肌トラブルの解決に。
さらには、虫刺され、ニキビ、水虫、あせものケアにも役立ちます。
美肌効果
古くから美容に用いられてきたラベンダー。
肌の新陳代謝を促す効果が期待でき、くすみ、しみ、しわの予防などエイジングケアにも効果的。
ストレスによる肌荒れや大人ニキビにお悩みの方にもおすすめ。
低刺激ですべての肌質に使えますが、
敏感肌やアレルギー体質の方は事前に一度パッチテストを行うと安心です。
安眠効果
安眠効果があることでも有名なラベンダー。寝る前に枕元でアロマをたく方も多いのでは・・・?
リラックスモードの副交感神経を優位にするほか、気分を安定させるセロトニンや、
睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンの分泌を促すと言われ、不眠の改善、良質な睡眠に役立ちます。
ラベンダー精油の基本情報(プロフィール)
学名:Lavandula angustifolia, Lavandula officinalis, Lavandula vera
科名:シソ科
抽出部位:花と葉(または花穂)
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:フランス、イギリス、ブルガリア、タスマニアなど
主な成分:酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール